【まんが道】【愛・・・しりそめし頃に・・・】完結と【フイチン再見!】

本日の画像は、今日発売されたばかりの【ビッグコミックオリジナル】5月増刊号と、4月5日に発売された『ビッグコミックオリジナル』8号、そして藤子不二雄先生の【海の王子】の新連載が開始された記念すべき『週刊少年サンデー』(小学館)創刊号(1959年・昭和34年)と、『週刊少年マガジン』(講談社)創刊号復刻版。


現在、在野にいる数少ない漫画史研究家として活動する漫画コレクターの私に大きな影響を与え、その後の人生を大きく左右させた運命的な漫画がある。

藤子不二雄A先生の【まんが道】だ。

私が最初に読んだのは、1977年に『コロコロコミック』に連載された吉田忠先生の【藤子不二雄物語 ハムサラダくん】。
直ぐに『週刊少年キング』(少年画報社)で藤子先生本人による【まんが道】が連載されていることに気づき、三巻目まで発売されていた単行本を購入し、それ以降、単行本が発売される度に買い揃えてきた思い出深い作品で、出逢ってから37年になる。

作中に紹介されていた手塚治虫先生の【新宝島】や初期SF三部作の【ロストワールド】【来るべき世界】【メトロポリス】や、足塚不二雄名義で描き下ろされ鶴書房から発行された【UTOPIA 最後の世界大戦】の作品が読みたくて単行本を探したけれども、実物は中々見つからなかった。
当時は、漫画を専門に扱う古本屋も殆んどなく、神保町の中野書店だけが別格だった。
1978年11月に現代マンガ図書館がオープンした際、開館記念の漫画大即売展が行われたが、小学生の小遣い(当時で月に600円)では横浜からの往復の交通費だけでもばかにならず、購入出来た本は、貸本上がりでボロボロに痛んだ本数冊くらい。
いつの日にか、一度でいいから【まんが道】に紹介されている手塚先生の初期作品や、【UTOPIA 最後の世界大戦】を読んでみたい。
そう夜空の星に願ったものだ。


【ビッグオリジナル】8号本誌では、ビッグコミックオリジナル増刊号連載 藤子不二雄@氏『愛・・・しりそめし頃に・・・』完結直前記念メッセージ企画!!

として、各界著名人84名のメッセージが寄せられている。

先ずは中綴じのカラーページに色紙で

一ページ目。
高橋留美子水島新司、やまさき十三+北見けんいち弘兼憲史の4枚。

二ページ目。
ちばてつやあだち充浦沢直樹、赤塚りえ子(フジオ・プロダクション社長)、加藤山羊、村上たかし、やまあき道屯、7枚までが紹介されている。